自分の感覚を認め、信じること(あるいは常識を疑うこと)

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自分の感覚を認められるか、あるいは信じられるか、が重要になってくると思っている。

 

我々は、情報のるつぼの中を生きている。

 

現代社会は特に、自分の外側に様々な情報が錯綜している。誰が言ったのか知らないし、本当かどうかもわからないし、比較対象や割合があってるかどうかも定かではないのだけれど、現代人が一日で触れる情報量は、江戸時代の平民にとっては一生分を超えるくらいの量だ、と聞いたことがある。

 

さもありなん、と思う。現代社会における情報の量はクレイジーと言っても良いほどだと思う。知らなくても良いような芸能人の不倫や、地球の裏側で起きたようなちょっとした事件やニュースですら、我々は気軽にアクセスすることができる。必要かどうかで言えば、ひょっとしたら、今我々が触れている情報のほとんどは不要かもしれない。

 

これだけ自分の外側に情報がある環境に身を置いていると、「自分よりも他に信ぴょう性のある情報があるのではないか」と思えてくる。下手をすると、自分のことなのに自分の外側に正しい情報があるんじゃないか、と思ってしまう可能性すら秘めている、とぼくは思っていたりする。

 

だからこそ、どれだけ自分自身の感覚を認め、信じられるかが重要だとぼくは思っている。

 

自分の好きなもの、自分の理想、自分がやりたいこと、自分がどう生きていきたいか。この答えは、どう考えても自分の中にしかない。「常識的にこうでしょ」とか「こうした方が得だよ」とか「この方がコスパが高い」とか、はっきり言ってそんなもんはどうでもいいのである。

 

自分が何を感じ、どうしたいと思うのか。自分は何が好きで、何をしたくて、どういう世界を見たくて、どう生きていきたいのか。その答えを自分の中から見つけ出すことが何より大切だとぼくは思っている。

 

でも、これには鍛錬が必要だ。「自分の中に絶対に答えがある」という信念と、誰から何を言われても、自分自身の感覚を信じる、という意志を持つことが必要になる。

 

例えば、尊敬している人や自分が好きな人、影響を受けている人から「Aだよ」と言われて、自分の中で「ん?」と違和感が生じたとき。はたして、どれだけ自分の感覚に素直になれるか。

 

盲目的に「Aっすね!」と言える人は、ある意味幸せである。でも、この先自立はできず、人の意見に左右され続ける可能性が高い、と私は見ている。

 

でも、ある意味幸せかもしれない。自分を大いなる筒、あるいは大いなる無として生かせていけるなら、それはそれで意外とハッピーなのかもしれないとも思う。

 

「Aっすね!」と言いつつ、疑っている人は、自分の感覚を信じ切れていないのかもしれない。この人もやっぱり、人の意見に左右される生き方になるだろう。

 

「Aっすか?」と思える人は、自分の感覚を信じられているかもしれない。その上で「やっぱAだわ」になるのか「いや、Bでしょ」になるのかは、その人次第である。

 

偉い人の意見や言葉、あるいは常識や成功法則みたいなものにしがみつくのではなく、どれだけ自分の感覚を信じて生きていけるか。これこそが、これからの時代を生き抜くためには必要なんじゃない?とぼくは思う。

 

言い換えれば、あなたにとっての中心。ど真ん中にあるもので生きていく。それができるし、それをしていく、と決められたら、あなたの人生はもっと楽しくなるんじゃないかな?と思う。

 

人からの意見に流されたり、社会のムードに乗っかったり、いわゆる成功者のやり方に便乗するのは簡単だ。その生き方が悪いとは決して言わない。ただ、あなたが本当に好きなこと、やりたいこと、どう生きていきたいかを追求して生きてほしい。

 

それがぼくのささやかな願いではある。

 

と、ここまで偉そうなことを書いておいて、今日の晩御飯はテレビで見た美味しそうなとんかつ屋さんにウキウキしながら行こうとしている、なんとも自分のないぼくであったりする。

 

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