言葉について

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言葉には、大きな力がある。

 

これは、皆さん感じられることだと思う。
だからこそ、使い方はよく考えたい。

 

ぼくは日頃からそう思っている。

 

「言葉が独り歩きする」という
怪奇現象も、よく見受けられる。

 

もちろんこれは、
夜になると墓場のあたりから、
白装束を着た言葉が
現れて、人々をびっくりさせる、
とか、そういうことじゃない。

 

言葉に囚われて、
本質を見失ってしまうことが
ぼくらの世界ではよくあるよね、
ということが言いたいのだ。

 

何かの物事や現象、出来事に
名前を付けることで、
ぼくらはついつい思考を停止してしまう
くせがある。

 

ぼくら、は言い過ぎか。

 

「カーブ」
「シュート」
「スライダー」
「シンカー」

 

これはもちろん、
野球の変化球の名前だが、
「曲がってくる球」と
ひとくくりにしてしまうこともできる。

 

だけれども、ぼくらは
「こう曲がってるからスライダー」とか
「タテに割れるカーブだ」とか
「真っすぐぎみのシュートじゃないか」とか
「やや内角をねらい
えぐりこむようにして打つべし」だのと、
それぞれに名前を付けて遊んでいる。

 

挙句の果てには
「まっスラ」なんていう
もはや球種なのか何なのかすら
わからないボールまで登場している。

 

要は「真っすぐ(ストレート)」っぽい
スライダー、のことらしいのだけれど。

 

なんじゃそら。

ぷっすまか。

または金スマか。

 

・・・・・・先に進みます。

 

でも、バッターとしては来た球を
どう打ち返すかが最大の問題なわけだ。


打ったのがカーブだろうがフォークだろうが、
ナイフだろうがスプーンだろうが、
本来はどうでもいいはずなのである。

 

ただ、ナイフをレフトスタンドに
打ち込んだ場合には、
応援団の皆さんはすぐにその場を
離れてほしいと願ってやまない。

 

血を見るからね。

 

とするとフォークも危ない!
とか言い出すと、ワケがわからなくなる。

 

それはさておき。

 

だからぼくは、これはあくまで個人的に、
新しい言葉がワンサカ出てくるとき、
というのは要注意だなと思っている。

 

今までにあった言葉で対応できない、
ということなのか。

 

あるいは、
新しい言葉を生み出すことで、
相手をケムに巻こうとしているのか。

 

どちらかかもしれないし、
どちらでもないかもしれない。

 

ただ、ぼくはまゆに唾をつける。

 

いや、それは汚いとか、臭そうとか、
唾をつける時にマスクを外すのは
飛沫がどうだとか、そういうことは
一旦置いておいていただきたい。

 

裏を返せば、
時代を経てきた言葉に、
ぼくは信頼を置いている。

 

つまり、ナウい言葉を乱発する
ヤンエグを、ぼくは基本的に
あまり信用していない。

 

チョベリバである。

 

要するに、
「新しいこと」そのものには、
ぼくは価値を置いていないんだと思う。

 

畳とナントカは
新しい方が良いとかいうけれど、
本当にそうかね?と思うわけだ。

 

長い歴史を生き抜いてきた言葉をこそ、
ぼくは信頼したいと思っているし、
そういう言葉を使って、
自分の意志を表明できる人でありたい。

そんなことを考えている。

 

真面目か。

 

そういえば、出てきたよね、
新しいナントカ。

 

 

 

そうそう、新しい地図

 

なぜだか今日はSmapばかり
登場する日だな・・・。

 

それでは、アシモフ

 

それはSF作家だね。
アイザック・アシモフ

 

っていうかアディオス。

 

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