ラーメンとチャーシューメンの境目
ぼくが愛用しているメモアプリには、自分が思いついたことや、閃いたこと、人から聞いた面白かった話などが多々メモしてある。
「理想の生き方とは?」とか、「言葉は独り歩きする」とか、ブログのネタ用にメモしてあるのかなとか、実際にブログになったものもある。しかし、時々自分でも困惑するようなメモが見つかって、困ることがある。
例えば、『レ・ミゼラブル』とだけ書いてあるメモ。このメモで、過去のぼくは未来の(言い換えると今の)ぼくに何を伝えたかったのか。
確かに、2012年公開の『レ・ミゼラブル』(ヒュー・ジャックマンが主演のやつ)は大好きだし、また見ようかなとも思っているけれど、だからと言って、別にわざわざそれを未来の自分に申し送る必要もないだろう。
もしくは「ポジティブ」、「ネガティブ」、「アクティブ」、「高木ブー」など、「ブ」のつく言葉を羅列したらしきメモもあった。これも意味がわからない。
で。謎メモの最新作がこれ。
「ラーメンとチャーシューメンの境目」とだけ書いてある。
メモしたのは覚えている。朝方、起き抜けに「ハッ」として(もしくは「ユリーカ!!」と叫んで)メモをしたのだけは覚えている。
ちなみに、ここで言ってる「ユリーカ」とは、三田さんでもなければ本仮屋さんでもないし、石田さんでもない。
うん。三田さんはかろうじて友梨佳さんだけど、本仮屋さんはユイカさんだし、石田さんはゆり子さんだね。
うん、純一とひかりもいるよとかは良いんだよ。あと壱成もな。鉄男は石立だよ。石田じゃねえよ。
ぼくは今回、逆をやってみることにしたのである。
「ラーメンとチャーシューメンの境目」から、ぼくは何を閃いたのかを推測しようということだ。
うん、ヒマなおじさんのヒマな遊びに、ぜひお付き合い願いたい。
そもそも、チャーシューメンとは何か。
ぼくがここで述べているのは、ゴルフのスイングをする時の掛け声のことではない。
ちなみに、あれって『明日天気になあれ」っつーマンガから来ているらしい。Wikipediaの項目にまでなってるところを見ると、調べるやつが多いんだろう。
さて。ぼくなりにチャーシューメンを定義すると、「ラーメンにたくさんチャーシューがのってるやつ」。こうなる。でもこれは、多くの人が賛同してくれるはずだ。
ちなみに、「大辞林 第三版」には「具としてチャーシューの薄切りを用いる中華そば」とあった。まあ、そのままと言えばそのままか。
中には「うちはスープから麺から、チャーシューメン専用でやらしてもらってますんで・・・」という店もあるかもしれないが、そんな例外は知らん。
じゃあ、どこまでが「ラーメン」で、どこまでが「チャーシューメン」なのか。もはや、このあたりは店側の言い分にかかってくる、とぼくはにらんでいる。なので、ラーメンはチャーシューが1枚のところ、チャーシューメンは2枚だ!ということだってあり得る。
まじかよ、と思うかもしれないが、「そういう感じでやらせてもらってますんで・・・」と、高倉健風の店主に言われてしまうと、まあそんなもんかと納得せざるを得なくなる。
言い換えると、ラーメンとチャーシューメンの間には、明確な境目なんてない、ということなんだろうと思う。ぼくはぼくなりのチャーシューメンを見ているし、あの子はあの子なりのチャーシューメンを見ている。高倉健風な店主もまた、別なものを見ているはずだ。
どこまでがラーメンで、どこからがチャーシューメンか、なんていう線引きができないのだとしたら、物事なんてのはそのくらい曖昧なバランスで成り立っているのかもしれない。
だとしたら、「あれが正しい」だの「あれは間違ってる」だの、あーだのうーだの言うことすら、実はあんまり意味がないことなのかもしれない、と思ってしまう。
絶対的に正しいことなんてないし、絶対的に間違っていることもない。
強いて言えば、チャーシューが一枚ものっていないラーメンは「チャーシューメン」ではない、ということくらいだ。
自分が何をどう捉えるか、そこにしか正しさはないし、基準はない。ぼくはチャーシューメンを見ながら、そんなことを考える。
でも自分で選ぶのはワンタンメンである。
(どうでもいい)
=====
本当のあなたの可能性に出会う、
人生を楽に楽しく先読みする速読
『楽読』の体験会は↓↓こちら↓↓から
https://rth.co.jp/school/single-school.html?schoolId=6
=====
個人セッション承ります。
テーマは何でも。
あなたの中にある答えを、
一緒に見つけに行きましょう。
=====
あなたの想いを文章にして、後世に遺します。
人に伝えたい、遺したい想いがある。
けれど、どうやって伝えたらいいかわからない。
そんなあなたのために、
あなたの想いを文章化するサービスを始めます。
ご興味ある方は、ご連絡ください。
=====