カレーなるままに

f:id:abenob2010:20200504002639j:plain

写真はいただいてきたやつです


 

 

久々にカレーを作った、というか、正確に言えば作っている最中である。今のところ出来上がっているのは、鶏肉と野菜がトマトベースの何かで煮込まれているもので、ここからぼくが強い意志を持ってカレーに仕上げていくことになる。

 

いや、カレーに強い意志など必要だったか。

 

こう書くと、どんなカレーを作ったのか、と思われる方もいるかもしれない。すみません、ごくごく普通のカレーである。こだわりポイントがあるとすれば、市販のルー(バーモ〇トとか、ジャ〇とか)を使わずに、カレー粉を使っているくらい。それもまあ、別にこだわっているというよりは、たまたまカレー粉が余ってるから、という実に消極的な理由でもあるのだけれど。

 

しかも、玉ねぎを茶色になるまで炒めるなんていう、根気が求められる作業もパスした。でもまあ、カレーらしきものは出来ているし、ぼくの舌は(おそらく)満足するはずだ。

 

ぼくの周りには、スパイスからカレーを作ったり、南インドカレーを自作したり、タイカレーをリアルにレモングラスなんかを使って作るというカレー強者がいるので、この程度で「カレー作りました」というのは気が引ける気もする。

 

だが、本当にそうなのか。

 

例えば、このご時世、奥さんにばかりメシを作らせるのもなあ、ということで、自炊経験がほとんどない旦那様が市販のルーを使ってカレーを作ったとしよう。あるいは、子どもたちが母の日だってんで、一生懸命カレーを作ったとする。

 

それを「そんなもんでは、カレーを作ったとは言えない」と言うだろうか。言わないだろう。

 

なのに、ぼくらはたまに、自分に対してこういうことを言ったりやったり、考えたりする。

 

「このくらいでは、出来たと言ってはいけないんじゃないか」

「出来てる人に比べたら、ぼくなんか全然」

「この程度で自分を認めてはいけないんじゃないか」

・・・エトセトラ。

 

でもこれって、「スパイスからカレーを作らなければ、カレーを作ったとは言えない」、「飴色玉ねぎ無きカレーなど、カレーにあらず」、「ルーを使ったカレーなんて、作ったうちに入らない」と言ってるようなものではないか。

 

自分自身に高い期待を持って、さらなる高みを目指すのは素晴らしいことだと思う。それによって、スキルは上達するだろうし、腕前は上がる。でも、スタート地点から完璧や完全、ハードルの高いことをやろうとするのは、個人的には「やめとけ」と言いたくなる。

 

スタートは、バーモ〇トを使ったカレーだっていい。レトルトを温めるところから始めたっていい。ともかく、一歩踏み出すことが何より大事だ、とぼくは思う。その中で、スパイスにこだわってもいいだろうし、飴色玉ねぎマスターを目指しても良いだろう。

 

まずはトライすること。始めてみること。失敗しても、レベルが低くても良いからチャレンジすること。そこからでないと、何も始まらないんだよなあ、と最近のぼくは思っているし、自分自身にも言い聞かせるようにしている。

 

新しいチャレンジや、何かを始めることには失敗がつきものだ。玉ねぎを焦がしてみたり、ルーを入れ過ぎてなんかしょっぱかったりしながら、人は学んでいく。

 

カレーだけに、スパイシーな話になってしまったが、この辺で終わるとしよう。

 

諸々「どこがやねん」というツッコミは華麗にスルーさせていただく。

 

=====
あなたの想いを文章にして、後世に遺します。
人に伝えたい、遺したい想いがある。
けれど、どうやって伝えたらいいかわからない。
そんなあなたのために、
あなたの想いを文章化するサービスを始めます。
ご興味ある方は、ご連絡ください。

=====

 

=====

本当のあなたの可能性に出会う、
人生を楽に楽しく先読みする速読
『楽読』の体験会は↓↓こちら↓↓から
https://rth.co.jp/access/yaesu/seminar

=====