航海に出るときに、最も必要なもの
漫画の『ワンピース』を読んでるんです。最近になって。
どうやら100巻近くある中の、まだ5~6巻までしか読んでないらしいのですが、想うところがあるので書きますね。
「なぜその行動を取るのか」という目的が、何か行動を起こす時にはとても大切なんだと。
主人公であるルフィで言えば、「ひとつなぎの財宝」を手に入れて、海賊王になる。今のところぼくが一番気に入っているキャラクターのロロノア・ゾロで言えば、世界一の剣豪になる。
この目的がはっきりと定まることで、全ての行動が決まる。海賊王になるためには、仲間が必要だし、船が必要だし、自分が強くならなければいけない。世界一の剣豪になるためには、世界一と名高い剣豪に勝つ必要がある。そのためには、腕を上げるのはもちろん、世に名を知らしめる必要がある・・・といった具合に。
そんなもん、当たり前やないかと思われるかもしれませんが、人間やってると、その目的を見失ってしまうことも案外あります。
目的のために手段があるはずなのに、手段ばかりに目が行って、目的達成からほど遠いところに行ってしまったり、目的があいまいなままスタートしてしまって、何となく「アレ?」となってしまったり。
そもそもの目的設定が間違っていて、その目的は達成されたのに嬉しくも何ともないし、むしろなんでこんなところに来ちゃったんだろうと思ったり。
自分は何のために生きているのか。何のために生まれてきたのか。何のために死ぬのか。
そんなことを考えたことはあるでしょうか。
決して、大きな目的や目標がなければいけないわけではないのです。家族と一緒に幸せに生きていく、目の前の仕事を100%やり切る。それでもいいでしょう。
でも、なぜその仕事なのか。その仕事をすることで、どんな目的が達成できるのか。どんな世界を創りたいのか。そんなことまで考えられたら、「何のために」がより深まるような気がする。
理由は、実はなんだって良いのです。子どもの頃に芽生えた憧れでも良いし、初期衝動でも良い。自分が動かされる情熱や衝動、感情こそが答えだったりするかもしれない。
裏を返せば、目的がはっきりしない航海に出ることほど、辛くて危険なことはない、と僕は思う。自分で「目的のない航海」をやってきた自覚があるからこそ、そう思う。
目的がはっきりしていれば、誰が何を言おうと、どんな困難が待ち受けていようと、その目的のためにならば進むしかない。失敗しても、別の方法を考えてでもトライするしかない。
でも、目的があいまいだと、そうはならない。別の目的に目が行ったり、あるいは航海ではなく「遭難」かのように、波に流されるまま進んでしまうことになる。
流されるままに進む。それはそれでいい。ただ、目的を定めて流れに乗るのと、ただ何も持たずに流されていくのでは、たぶんたどり着く先が違うだろう。「流れに乗る」のと「流されていく」のは、別だと思う。
何が言いたいかっちゅうと、全ての行動には目的があるはずで、その目的が明確であればあるほど、手段や方法は渡される。流れもやってくる、ということ。
まずは目的を定めるところから。何のために、そこへ向かうのか。何のためにそれをするのか。そして、その目的が自分にとって情熱が注げるものであること、自分が心底やりたいと思えることであること。そういうことなんだろうなと思っている。
あなたと私の航海が、実り多きものでありますように。
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