フリーランスとして活躍するために必要なこと

 ちょっと前にも書いたけれど、「フリーランスとして活躍するために必要なこと」について、改めて書いてみたい。こう書くと、だいぶ偉そうだなと思うのだけれど、反面教師的に読んでいただければと思う。

 

と言いつつ、これに関してはいくつか(というか、星の数ほど)あるのだけれど、今日はその中の一つをご紹介していきたい。好評そうだったら、また二匹目のどじょう的に書くかもしれない。

 

それから、今から書くことについては、ぼくが出来ている!と言いたいわけではない。むしろ、ぼくは全くもって出来てないし、もっと頑張らないといけないし、フリーランスとしても、もっと活躍したいと思っている。

 

なので、ぼくがぼくに向けて、客観的に「お前はココが足りとらん」と指摘するために書いている、と思ってくださると大変ありがたい。それが、結果として読んでくださった方のお役に立てれば幸いだとも思う。

 

フリーランスとして活躍するためには、専門分野について詳しいこと、スキルがあること、独自性があることは絶対条件になる。

 

当たり前である。でも、その当たり前が大切なのである。

 

例えば、あなたがラーメン屋だとしたら、あなたが作るラーメンがウマい(少なくとも、あなたがウマいと思うラーメンを作れること)ことは最低条件になる。

 

もちろん、マズいラーメンでも売り方や打ち出し方次第で何とかなる可能性はある。あるいは、マズいラーメンの方がウケる、という世界線もあるかもしれないが、自分がウマいと思えないもので金を稼げてしまうことで、あなたが失っていくものはたぶん大きい。

 

だから、マズいラーメンを売ることを止めはしないが、ぼくなら絶対にしたくない。

 

まさかとは思うけれど、ぼくは別にラーメン屋さんに限った話をしているわけではない。

 

もう少し踏みこむと、ウマいラーメンが出来た時点で「ウマい、完成した」と思ったら、たぶんダメになる。時代は変わるし、「ウマいラーメン」は世の中にいくらでもある。そして、ウマいラーメン屋の店主は、ウマいラーメンを作れば作るだけ、さらに先を見据える。『七つの習慣』的に言えば「刃を研ぎ続ける」わけだ。

 

「これで良い、これで大丈夫」と思った瞬間に、ぼくらの成長は止まる。常に変化し続ける。常に進化の道を探り続ける。しつこいようだが、ぼくが出来ているとは言わない。でも、この意識を失ったら、たぶん一瞬で退化する。一度有名になったラーメン屋が、評判を落としていくようなものである。栄枯盛衰、諸行無常、盛者必衰、暴飲暴食、明朗会計である。

 

最後の方、何か違っているのは気のせいではないかもしれない。

 

突き詰めれば突き詰めるほどに、「まあ、こんなもんか」なんてあぐらをかいていられるはずがないのである、本来は。そして、こういうことを書けば書くほど、ブーメランがぼくの後頭部をぐさぐさとえぐっていることには、うっすらと気付いている。

 

ぼくで言えば、ライターさんは世の中にホントにごまんといるし、ライターになりたいという人もきっとたくさんいると思う。その中で、「あなたに書いてほしい」といわれる人間になるためには、完成した文章が良いものでなくてはならないし、納期は守るのが当然だ。でも、それだけでは足りない。「あの人でないと」とクライアントに思ってもらわないと、次がない。まー、これが難しいのだけれど。

 

そのためにも、自分の技術なり、専門分野なり、能力は磨き続ける必要がある。そして多分これは、あくまで最低条件だ。ライターで言えば、文章が上手な人はそれこそいくらでもいる。そこから抜け出るためには、また別の何か特徴や強みが必要になる。

 

こう考えると、「フリーランスって、しんどくね?」と思うかもしれないが、実はぼくは逆だと思っている。自分の好きな分野、得意な分野、誰にも負けないことを磨けば、それがその人だけの強みになる。

 

ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なうんたらかんたらとか言うつもりはさらさらないが、自分が勝負できる土俵を作って、そこで横綱になれるのがフリーランスの良いところ、だとぼくは思っている。

 

もっと言うと、自分が好きな分野をいくらでも深堀して突き詰めて、それが仕事上のストロングポイントになってしまうのだから、こんないい話はないじゃないか、とも思う。その「自分がのめり込めるもの」を探すまでが大変、というのはあるかもしれないけれど。

 

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