求められていることをする強さ
お笑い、特にネタ番組を見るのが好きで、よく見る。
と言いつつ、うちにはテレビがない(西田敏行風に)ので、YouTubeで探したり、TVerなどのネット配信番組を探している。だから、お正月の『ドリーム東西ネタ合戦』とか『爆笑ヒットパレード』をリアルタイムで見られないことだけは少しだけ残念ではある。
・・・もう西田敏行ネタも通じない人が増えてきてるか。
さて。大勢の芸人さんが出てくる番組を見ていると、しょっちゅうテレビやバラエティで見る顔ぶれの他に「あー、いたよねこういう人」と(あくまで個人的に)思う枠がある。
ぼくは関東に住んでいるので、関西ガチ勢、例えば海原やすよともこ(やすともさん)とか、テンダラー、西川のりお・上方よしお師匠なんかがそのあたりに入る。
あと、個人的には藤崎マーケットが普通に漫才してるのを見たりするのも好き。
で。そんなんを見ていて思ったのだが、テツandトモさんの「強さ」である。ぼくのつたないボキャブラリーの中から言葉を引っ張り出そうとすると、テツトモさんは「強い」なあ、としみじみ思う。
ここからはぼくの想像や妄想なので、本人たちはそんなこと全く思っていない可能性もあるけれど、話を進める。
元々テツさん(顔の長い方。赤い方)は俳優志望(歌手志望という説もある)、トモさん(ギターの方、青い方)は演歌歌手志望で上京したらしいのだけれど、なぜかお笑いをさせられることになったそうな。
ぼくがテツトモさんだったら、と思うと、「そもそも、なんでお笑いやらなきゃいけないのか」、「なんでこんな変な動きをしなきゃいけないのか」、ブレイクしたらしたで「もういい加減、疑問に思うことなんてねーよ」と思ったりするんじゃないか、と思う。
でもテツトモさんは、たぶん今日もどこかで「なんでだろーなんでだろー」と歌っているはずなのである。
ぼくがショッピングモールとかのイベント企画担当で、誰か芸人さんを呼ぶ、となったら、おそらくリストの筆頭にテツトモさんを持ってくると思う。
それくらい、テツトモさんは万能である。面白い。歌&ギターもあるから、通りがかりの人が耳を傾けて興味を持ってくれやすい。しかも抜群の知名度。動きも面白いから、子どもたちにもウケやすい。誰も傷つけない笑い。
でも、本人たちの心境はどうなのか。「いや、もっと尖ったネタやりたい」とか「もう飽きた」とか「50歳にもなって、なんでこんなに飛び跳ねないといけないんだ」と思わないのだろうか。
でも、彼らはたぶん今日もギターをかき鳴らし、手をぐるぐる回したり、おもしろな顔芸を披露しているはずだ。ぼくはそこに「強さ」を感じる。
自分がやりたいことと、世の中から求められていることが合致しないことはある。あるいは、自分ではこれが強みだと思っていても、傍から見ると「そっちじゃなくて、こっち」といわれることもある。
その時に、自分をどう動かすか。
もちろん、自分のやりたいことにフォーカスして、人の意見を聞かない、というのもありだ。
でも、テツトモさんは(あくまでたぶん、だけど)人から求められることをやる、と決めたんじゃないかと思う。
これができる人は、強い。仕事としても強いし、ハートも強い。大切なことは、実は「何をするか」ではないのかもしれない、と思う。
あー、この東京砂漠~(ふいにやってきたムーディ勝山で〆)
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