情熱は伝播する

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前から気になっていた、というか、なんでかな、と思っていたことがある。

 

野球にしろサッカーにしろ、なぜ昔から強いチームは今でも強豪で、弱いチームはそうでもないのか、ということである。

 

一番不思議だったのが、高校野球高校サッカーで、「強豪校」と言われるチームは昔から(もちろん、多少の栄枯盛衰はあるけれど)強いし、そうでもない高校はなかなか全国大会に出場できなかったりする。

 

いくら優秀な選手がいたとしても、選手はどう頑張っても三年で入れ替わる。まあ、コーチが優秀という可能性はあるけれど、何十年にもわたって強豪校となると、それも「?」となる。

 

確かに、「名門校」、「強豪校」というブランドに惹かれて、優秀な選手が集まりやすい、ということはありそうだ、とか考えていた。

 

そんなことを考えていると、別口でこんな話を聞く機会があった。

 

「チャンピオンがいるジムからは、その後もチャンピオンが出やすい」。

 

ボクシングにしろ格闘技にしろ、そういう定説があるのだそうだ。

 

これも同じように、チャンピオンのいるジムだから、トレーナーが優秀だったり、優秀な選手が門戸を叩くからだとも言えそうだけれど、ぼくはもう一つの仮説を立てた。

 

「朱に交われば赤くなる」。

 

・・・全然関係ない話を挟むけれど、この「朱」という字を見るとぼくはどうしても「マッハ文朱」という元女子プロレスラーを思い出す。といっても、ぼくが見ていたのは『クイズ ヒントでピント』という番組で(懐かしい)、現役時代を知っているわけではないのだけれど。

 

話が盛大にそれた。

 

何が言いたいかというと、強いチーム、あるいはチャンピオンのいるジムに所属していると、周りの情熱に感化され、入ってきたときはフツーだった選手たちも「その気」になるんじゃないか、と思ったのである。

 

そう、情熱は伝播する。

 

ぼくは「朝は元気にあいさつしましょう、誰も返事してくれなくても、自分が続けていたら1か月後には元気なあいさつが飛び交う職場になりました」的なことを言いたいわけではない。

 

ただ、自分のやりたいこと、自分が没頭している情熱は、どうしたって周りに伝播してしまう、と思っている。

 

自分の興味、関心、もう少し大きな言い方をすると、挑戦や使命感に燃えている人は、いい意味で他人なんかどうでもいいんじゃないか、とぼくは思う。自分がこうなりたい、こうしたい、野球やサッカーなら、もっとうまくなりたい、もっと成長したい、もっとレベルを上げたい。単にそう思っているだけ、のような気がする。

 

でも、その情熱が結果、誰かに伝播する。伝播せざるを得ない。だから、チャンピオンのいるジムではチャンピオン以外の選手たちも「オレもオレも」という感じで嬉々としてトレーニングをするんじゃないかと思う。それが結果としてお互いに高めあうことにつながり、ほかの人までチャンピオンになったりするんじゃないか。

 

例えはグッと古くなるが、ON時代の巨人なんかもそうだったんじゃないかな?と勝手に思う。チョーさんにしろワンちゃんにしろ(長嶋さんと王さんです)、あまり他人に「こうしろよ」と言いそうなタイプではなさそうな気がする。

 

でも、周りが勝手に「チョーさんがあれだけやってるんだから」と、自分が思うよりも一回、二回とバットを振ることが増えた、というのはありそうな話だと思う。

 

・・・令和の時代にON砲の話かよ。

 

気を取り直して、もう一度言う。「朱に交われば赤くなる」し、「情熱は伝播する」。あなたが、あなたの情熱を燃やせば燃やすだけ、ちゃんとそれは誰かに飛び火する。あきらめないでほしい。

 

というのも。実はぼくの友人が本を出すことになった。初の著作である。たまたま、少し手伝う機会があったのだけれど、彼の情熱はすさまじかった。「この本を通じて、自分の想いを伝える」という情熱がこちらにも伝わってきたのを感じた。

 

そうなると、「だったら、こっちも・・・」という気持ちに自然となる。どんな仕事も全力で取り組むけれど、全力の上に全力を込めて、「これでどうだ!」と投げ返す。そうすれば、当然相手だって「そうきたか」と全力で返してくる。

 

だからこそ、ぼくはこの本をできるだけたくさんの人に伝えたい。ぜひ、下記URLから、予約注文していただきたいのである。宣伝?そう、宣伝である。でもこれは、ぼくの情熱からの発信とも言える。

 

https://returnschool.sukumane.biz/sukumane/page/amazon1111

 

 

ついでに、彼が11月22日に出版記念講演会を行うことも決まった。

 

本はもちろんだけれど、ぼくはぜひ彼に会って、その情熱というか、熱量を感じてみてほしいと思っている。明るい男である。愉快な男である。いじめっ子気質はあるけれど(笑)、いい男である。そして、とても大きな情熱を秘めている。

 

ぜひ、講演会にも来ていただいて、その情熱を感じてみていただけると、ぼくはうれしい。

 

returnschool.sukumane.biz

 

講演会はWEBなので、「会場でお会いしましょう」てなカッコイイ決め文句が使えないのだけれど、まあ、ぜひ。

 

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