漫才とコミュニケーション

f:id:abenob2010:20200512224729j:plain

 

ぼくの敬愛する「バリのアニキ」

こと丸尾孝俊氏が、

「コミュニケーション力を

磨きたければ、漫才を見なさい」

という趣旨のことを話していた。

 

確か、オンラインサロンで

シェアされていた動画んじゃないかな。

 

よもや「漫才って何?」

という人はいないと思うけれど、

一応、国語辞典的解釈を引用しておく。

 

こういうところは妙に真面目な私である。

 

【漫才 まん‐ざい】

寄席演芸の一種。

2人で一組になり、

滑稽な話題を掛合で聞かせるもの。

 

正月に家々を訪問して歩いた「万歳」から発展した。

大正末期から昭和の初め頃大阪の寄席で盛んになり、

以後全国に広まった。

 

社会風刺や音曲などを交えるものもあり、

内容は多種多様であるが、寄席だけでなく

映画、テレビ、ラジオなど多方面で人気を得ている。


(出典:コトバンク ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)

 

 

細かいことを言えば、

二人一組でなくても

トリオ漫才というのもあるけれど、

(最近で言えば四千頭身とか)

まあ、細かいことは気にするな。

 

同じようなお笑いの様式に

「コント」というのもある。

 

「漫才」と「コント」の違い。

それは、漫才の場合、

特にセットが用意してあるわけではなく、

センターマイクを中心に二人

(ないし三人)が立って、

会話を進めていく点にある。

 

さらに細かいことを言えば、

掛け合いだけでネタを展開していく漫才と、

「じゃあ、オレが警官やるから、

お前はイヌをやって」的に、

それぞれに役割を渡して

コント風に入っていく漫才もある。

 

これは、それぞれのコンビ(またはトリオ)

によって得意分野が異なる。

 

「お笑い」と言うと、

漫才もコントも

一緒のように感じるけれど、

別物だと思った方が良い、

と最近は思う。

 

漫才の大会が

M-1グランプリ」で、

コントの大会が

キングオブコント」のように、

日本一を決める大会も別々にある。

 

例えば、ぼくが大好きな東京03

基本コントしかしない。

というか、

もはや東京03

小演劇集団といっても

過言ではないんじゃないかとすら思う。

 

バナナマンも、

比較的コントの印象が強い。

 

逆に、

ナイツやオードリー、

ブラックマヨネーズ

大御所で言えば

オール阪神巨人のように、

漫才しかしないコンビも多い。

 

一方で、かまいたちのように

M-1でもキングオブコントでも

決勝に進出するような、

両方強いコンビもいる。

 

サンドウィッチマンも両方やる。

 

何が言いたいかというと、

「コミュニケーションを学ぶ」

という意味では、

漫才の方がおそらく

学びが深いんじゃないか、

ということだ。

 

コントは、明確に

ツッコミがない場合もある。

 

東京03のコントを見ていると、

本来ツッコミ役の飯塚さんが

ただただうろたえていたり、

困惑しているというケースがある。

 

もちろん、ちゃんとツッコむ

コントもあるけれど。

 

あるいはアンジャッシュのように、

徹底的にズレや勘違いで話を進め、

笑いを作っていくケースもある。

 

一方、漫才ではそうはいかない。

ベタに「なんでやねん!」と

ツッコむばかりではないにしても、

ボケに対しての訂正は

逐一入れていく。

 

オードリーのように

「流す」という

ツッコミ方もあるけれど。

 

いずれにせよ、

相手との対話、掛け合いが

絶対的に発生するのが

漫才の特徴である。

 

変な話、コントは

掛け合いがなくても成立しうる。

 

シチュエーションだけで

笑えてしまうこともある。

 

漫才はそうではない。

話を振って、進めて、

ボケて、ツッコんで、

を繰り返していかないと、

ネタとして成立しない。

 

要は話がかみ合わないと

(より正確に言うと、

かみ合わないように

かみ合っていないと)

笑いが起きないということになる。

 

「普通はこう言うだろう」、

「正しくはこう」みたいなことに対して、

ボケはわざと間違えて笑いを呼ぶ。

 

ある意味、

予想を裏切ることで

笑いが生まれる。

 

そして、ツッコミはそれに対して

ツッコむことで、

また笑いが生まれる。

 

こうして、

キャッチボールで

話が進んでいく。

 

ぼく自身は別に

面白い人になりたいとは

思わないけれど、

漫才を見て

コミュニケーションの勉強をしよう、

という程度には

お笑い好きである。

 

結局、これだけの長文を費やして

何が言いたかったかというと、

お笑いが好きです

ということでしかなかった。

反省はしていない。

 

あ、あと、ナイツ塙さんが書いた

『言い訳』は、お笑いファンは

ぜひ読んだほうが良いと思います。

(お前に言われるまでもない感がすごい)

 

にしても、

警官とイヌが出てくる

漫才ってなんだよ。

 

=====

本当のあなたの可能性に出会う、
人生を楽に楽しく先読みする速読
『楽読』の体験会は↓↓こちら↓↓から
https://rth.co.jp/school/single-school.html?schoolId=6

=====

個人セッション承ります。

テーマは何でも。

あなたの中にある答えを、

一緒に見つけに行きましょう。

あべのぶお 個人セッション申込みフォーム

=====
あなたの想いを文章にして、後世に遺します。
人に伝えたい、遺したい想いがある。
けれど、どうやって伝えたらいいかわからない。
そんなあなたのために、
あなたの想いを文章化するサービスを始めます。
ご興味ある方は、ご連絡ください。

=====