「それでもいい」から始めよう

どうも。あなたの想いを文章にして遺す、ライターの「あべのぶお」です。

〇自分の感情をいったん認めよう

人間の気持ちや心ってのは常に揺れ動いて、一定ではない、とぼくは思っている。もちろん、「ブレない心」なんてものの持ち主であれば、そりゃ素晴らしいわけなんだけれど、たいていのひとはそうではない。

もちろん、ブレないことを目指して色々取り組んだりするわけなんですが、その前に「そりゃブレることもあるよ」と認めてあげることをしてほしい、とぼくは思っているのです。

これは、いろんなことに当てはまる。

人間、色々な感情がある。色々思うこともある。

愚痴を言いたいときもあるし、悲しみに浸りたいときもある。

誰かを批判したいときもあるし、自分はダメだと思うこともある。

そう思うことがダメなのではなくて、そう思ってる自分をも認めてあげてほしい、とぼくは思っているわけだ。

〇徹底的にハードに「それでもいい」

ネガティヴなことを考えると、ネガティヴなことを呼んでしまう、とか、悪い想像をすると悪いことが起こるとか、そういった類の話をよく聞くことがあって。

ぼくは元々ネガティブ中からネガティヴ高校を経て、ネガティヴ大学に推薦入学しているようなネガティヴのエリートなので、「そんなことを言われても」と思ってしまうことが良くある。

最近のぼくは、「ネガティヴなことを考えてもいい」と思うようにしている。ネガティヴなことを考えてもいい。考えなくてもいい。どちらも選べる。

ネガティヴなことを考えれば、それに対する対策や対応を事前に準備できる。万が一のリカバリーが効きやすくなる。とするならば、ネガティヴなことを考えても、どうせ上手く行ってしまうのだから、何の問題もないのである。

そう。自分の感情や気持ち、いまの状態を「それでもいい」と、一旦受け止めてあげる努力をぼくはしている。

そうすることで、「あ、それでもいいんだよね」と、一旦ホッとできる。正確に言えば、そう思えるまで、馴染ませる。

その上で、「じゃあ、今のままの状態がいいか、変えたいか、どっちか」を考える。ここの前提は相も変わらず「それでもいい」である。

今のままでもいい。もちろんいい。でも、それが嫌でもいい。変えたいでもいい。つまり、何でもいい。オールオッケーなのである。

こうしないとダメだ、なーんてことは、この世にはない。

この世には聖人君子はいないし（たぶん）、まじりっけ一切なしの何か、なんてものも存在しにくい。空気の中には酸素だけじゃなくて、二酸化炭素や窒素も含まれていて、それでこそぼくらは呼吸をできる。これが酸素100％だったら、たぶん逆に苦しい。

世の中そういうもんだ、と思うと、氣が楽になる。少なくとも、ぼくは。

〇「それでもいい」、「これでいいのだ！」から始めよう

これは「理想を見る」とか「目標を掲げる」ことにも近いかもしれない。理想を見て、目標に向かって、コツコツ頑張るのは、とても素晴らしいことだ。夢に期限を設けて、その期限までにクリアすることが楽しい！！という人もいるだろう。

ただ一方で、期限を設けることで苦しくなったり、締切りに追われる感覚になる人もいるんだろう、とは思う。ぼくがそうだから（笑）。

これは、酸素100％の空気を吸っているようなもので、逆に酸素過多になってしまうこともある。時には、目標なんか忘れてパッと軽く楽しく生きることもいいだろうし、仲間と愚痴を言い合うのもいいだろう。

とにもかくにも「それでもいい」のだ。

その上で、そのままの状態でもいい。もっと違う自分を目指してもいい。出来てもいいし、出来なかったとしてもいい。チャレンジするのもいいし、チャレンジしないのもいい。

まずは「いまの自分の状態を100％肯定する」ことから、諸々の物事は始まるような氣がしている。そうすることで、自分の現状も見える。自分の感情、「本当はどうしたい？」もわかる（かもしれない）。

「本当はどうしたいのか」が、わからなくってもいい。わかってもいい。それすらも、どちらでもいいし、それでもいいのだ。

『天才バカボン』の主人公、バカボンのパパ（タイトルになってるキャラクターが主人公ではないという斬新さよ）は「これでいいのだ！」とのたまう。そう。これでいいのだ。

全国のネガティヴたちよ。「これでいいのだ！」、「それでもいい」から、始めてみませんか。ぼくも、もいちどここから再スタートしたいと思う。

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