人生わくわくワークショップ化計画


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皆さんは「わくわくする」と聞いて、どんな印象、どんな感じをを持つだろう。


楽しそう、期待に満ちている。うん。そんなところだろうと思う。


実は当「そのたもろもろ」、わくわくについてもいくつか記事を書いているし、そちらも併せて読んでいただけると主にぼくが喜ぶのだけれど、今回も「わくわく」について書いていく。


最近、「わくわくに従って生きたらうまく行く」みたいなことをよく言う人が多い(いま、少し調べてみたらバシャールあたりが発信源らしい)。うん。確かにそうだし、わくわくしないことをし続けていたら、宇宙の法則的に、わくわくしないものが寄ってくることになる。


昨日(一昨日か?)にも書いたけれど、この世界はぼくらの意識が作っている。とすれば、わくわくして世界を見ればわくわくした世界になるし、そうでなければ、そうでない世界が実現する。


さて。ここでぼくが曲者だなと思っているのが「わくわく」というキーワードである。


「わくわくすることだけしたらいいんだよ!」と言われて「そうか!じゃあやるー!!」とその世界に飛び込めるのは、本当の天才か、本当のバカかのどちらかだ(しかもその差はたぶん紙一重)。


たいていの人は「いやー、そうは言っても」とかとか、色々とブレーキを踏む。決して悪いことじゃない。むしろ当然だと思う。


○「わくわく」を国語辞典で調べてみる

わくわく( 副 ) スル

期待や喜びで心がはずんで落ち着かないさま。 「 -(と)しながら、登場を待つ」

出展:コトバンク 大辞林 第三版の解説


そう。ぼくらが「わくわくする」と言うときは、基本的にはこういう状態を指す。では、ほかの辞書も見てみよう。

 

わく‐わく[副](スル)

期待や喜びなどで、心が落ち着かず胸が騒ぐさま。どきどき。「胸をわくわく(と)させて包みを解く」

[補説]古くは、心配で胸が騒ぐさまにも用いた。

出展:コトバンク デジタル大辞泉の解説


どうだろう。共通して言えるのは、「心が落ち着かない」ということだ。期待や喜びで心が弾み、落ち着かない状態になる。それが「わくわく」。感情や想いが「湧く」ところから「わくわく」になったという説もあるくらいだから、そういう想いが自然と湧き出てくる状態にある。


もう一つ、デジタル大辞泉の方で注目したいのは補説である。


「古くは、心配で胸が騒ぐさまにも用いた」


ここ。


ぼくは、実はここが結構大切なんじゃないか、と思っている。


○「未知なる領域」にこそ、わくわくする

「わくわくする」ことには、多くの場合「未知なる何か」が含まれている。


ぼくが天下一品に行って、明太ごはん定食を注文するとき、安心感や楽しみはあるけれど「わくわくするー!!」という感情は湧かない。なぜならば、ぼくは天下一品の明太ごはん定食のおいしさを知っているし、絶対の信頼を置いているからだ。


言い換えると、天下一品のおいしさは、ぼくにとって既知の情報なのだ。


逆に、一人で博多に行って、地元民がわんさかいる小汚いラーメン屋に足を踏み入れラーメンを注文するとき、ぼくはわくわくするだろう。そこには未知の何かが待っているからだ。

 

果たして、どんなラーメンが食べられるのか。これは完全に未知の世界だ。でも、いや、だからこそわくわくする。


ドラゴンボール孫悟空は、めっちゃ強い敵が現れたときにこう言う。「オラ、わくわくすっぞ!!」と。このとき、彼の中に一抹の不安もないと言えば、嘘になるんじゃないかと思う。人間だし(あ、人間じゃないけど。サイヤ人だけど)。


でも、それ以上に自分の中の期待や喜びが湧きだしてくる。それは、ぼくや悟空が未知の領域に足を踏み入れているからだ(例とはいえ、ぼくと悟空の「未知の領域」の差がデカすぎてな)。


言い換えると、既に分かっている世界に「わくわく」はあり得ないとぼくは思う。自分が知らない、見たことがない世界を見られると感じたとき、ぼくらは「わくわく」を感じるのではないか。


だから、不安があって当然、心配があって当たり前なんである。すべてオールクリアで、知ってる範囲で遊んでるのは安心だけど、つまらなくなるかもしれない。


○わくわくは「怖い」と表裏一体

わくわくの世界で生きたい!と思うけれど、怖くて二の足を踏む・・・という方。めっちゃわかる。ぼくもそうだ。それならば、未知の領域に飛び込むからこそ、コケないための準備をすればいい。


ぼくの師匠筋の一人は、めっちゃビビりで小心者で、実は長年それがコンプレックスだったらしい。でも、それを彼の師匠筋に話したところ「そりゃ素晴らしい!!」と言われたんだという。


曰く、世界レベルで活躍する人はめちゃビビりかめちゃアホかのどちらかしかいない。めちゃビビりの人は、それだけ事前に綿密に準備をして事に当たれるからこそ、世界を獲れるのだと。


もちろん、「怖いから一歩踏み出さない」もあり。「怖いけど、とりあえず一歩踏み出してみる」もあり。さらに言えば、「怖いから、うまく行くための準備を綿密にする」というのもありだ。


ここからはもう、いつもぼくが書いている「あなた次第の世界」になってくる。未知の世界、自分がいままで見てこなかった世界を見て生きていきたいのか。良く知っている世界で、安心して生きていたいのか。どっちが良いも悪いもない。


ぼくは、飛び込む。だから、準備も練習もする。そのことにいま、ぼくはわくわくしている。

 

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