楽しいことだけ続けよう


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もうすぐ4月。新生活をスタートさせたり、新しい仕事を始めたり、それこそ就職して社会人としての第一歩を踏み出す人も多いだろう。それとは関係なく、何か新しいことを始めようと思い立つ人も多いだろう。


1960年代、主にアメリカで活躍し、ヒッピームーブメントを陰でけん引していた言われるウォルフガング・ノンチャコフは、こんな言葉を残している。


「楽しいことだけ続けよう。それですべてうまく行く」


ぼくのブログを読んでくださっている人なら薄々氣付いていると思うけれど、ウォルフガング・ノンチャコフなんて人物はいない(いや、いたかもしれないけれど、ヒッピームーブメントを陰でけん引していたなんて話はない)。ただ、発言については、間違いないとぼくが保証する。


○集中力・持続力を発揮するために実は必要なこと

子どもを見ていると、自分の興味があること、楽しいこと、氣になることなら、大げさでなく何時間でも続けている。あの集中力はすごいもんだと思う。


かくいうぼくも、『けっきょく南極大冒険』というファミコンソフトにどハマりし、三度の飯より飯が好きなぼくが、寝食を忘れて没頭したことを思い出す。しかも、このソフトにはコンティニュー機能がないから、中断の状態で飯を食ったのだけれど、戻ってみたら何かの衝撃で全てパーになっていたという悲しい記憶も鮮明である。


実は大人のぼくらにも、そのくらいの集中力、継続力は備わっているはずなのだ。だって、子どもの頃にあったものが、大人になると失われるなんて、ぼくは思えない。いや、あなたが思いたければそれでも良いけれど、ぼくはそうは考えない。


では、それだけの集中力・継続力を発揮するためにはどうしたら良いのか。


そう。好きなことを選べば良い。真理はいつだってシンプルだ。


○自分の理想に至る方法は、無限にある

例えば、ダイエットしたいとする。体重を落とすためには、摂取するカロリーが消費するカロリーを下回れば痩せていく。そのためには、摂取カロリーを抑えるか、消費カロリーを増やすかの選択肢がある。両方同時にできれば、より効率的に痩せる。


このときに、ぼくらはついつい「ダイエットは辛いもの、大変なもの」と思い込んでしまう。食事制限をしなければならない、運動をしなければならない。


でも、あなたが「ダイエットしたい」と思ったのには、何か理由があるはずだ。痩せたらこうなる、こうしたい。その理想をまず見る。その理想に近付くためのダイエット。ならば、ちょっとやる氣が出るはずだ。


次に考えるべきは、自分が楽しんでやれる方法を探すこと。摂取カロリーを減らすか、消費カロリーを増やすか、はたまた両方か。それを楽しめる工夫を考えてみる。


何が自分にとって楽しいか、氣分が上がるかは、自分にしかわからない。自分の喜びは自分が一番知っているわけで、それは自分でみつけるしかない。Aさんにとっては楽しくて、成功した方法が、Bさんにも同じように楽しいとは限らない。


例えば、フィットネスジムにあるベルトコンベアみたいなやつに乗って走っていると、ニューヨークのヤングエグゼクティブっぽくて、オレカッコイイ!、めっちゃ楽しい!!と思う人は、それをしたらいい。ぼくは、あれに乗って走っていると自分が実験用のラットになったようで嫌だから、やらない。


断食(ファスティング)が自分にすごく合ってる!!という人は、それをしたらいい。ぼくは、三度の飯より飯が好きなので、興味はあるけれど、二の足を踏んでいる。でも、ぼくにはぼくが楽しんで続けられるダイエット方法があるはずなんである。


これは、ダイエットに限った話ではない。はっきり言おう。あなたの理想に近付くための唯一無二の方法、なんてものはない。これさえやれば成功できる!なんて法則は、存在しない。


言い換えると、あなたがあなたの理想に近付くための方法は、無限にある。ただ、あなたが理想に近付くためにするべきことは、いかに楽しく、氣分良く、理想に近付き続けるかだ。

 

○楽しいことをすることこそ、高みに行ける方法

想像してみてほしい。同じことをしていて、それをするのが楽しくてしょうがない人と、嫌々やっている人。どちらがその分野でより成長し、高いレベルまで到達できそうだろうか。


自分が好きなこと、やっていて楽しいことをするからこそ、嫌々やってる人にはたどり着けない領域、高みまで行ける。ぼくはそう思っている。好きなことなら自然と工夫をするし、研究も怠らない。

 

新しいことを始めるけど、続かないという人は、続くものだけ続けたらいい。続かないものは、続ける必要がない。ぼくの師匠筋の一人は、そう断言する。ぼくも、この意見に賛成だ。


仕事だろうと、趣味だろうと、心の底から「楽しい!好きだ!」と言えるものを選んだらいい。きっとうまく行く。何か新しいことを始めようという皆さんを、心から応援しています。