人のお役に立てる人になると決めた


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○人のお役に立てる人、とは。

ぼくは、人のお役に立てる人でありたい。

 

どんなシチュエーションでも構わない。人から頼りにされて、それに応えられる人でありたいと思う。そのためには、ぼく自身が体幹を鍛えて、しっかりと大地に根を張って、ちょっとやそっとでは倒れない強さとしなやかさを磨き続ける必要がある。

 

あ、別に体幹を鍛えるっていうのは、ゴールドジムに通って、めっちゃ筋トレをして、プロテインを飲んでマッチョになるという意味ではもちろんない。

 

ぼくが考える「頼りがいのある人」とは、自分の両足でしっかりと立っている、立てている人だ。自分のことは自分でキッチリできる。そして変な話、余ったエネルギーを人に振り分ける。あるいは、自分が自分自身を100%生きた結果、それが誰かの役に立っている。そのくらいの方が頼りがいがあると思う。

 

○自分が自立していないと、頼られたときに沈む

自分の足で立っていない人が、人の役に立とうとするとどうなるか。

 

例えば、ぼくが誰かに助けてもらおうとしたとき、相手が自分の足で立っていない人だったとしよう。ぼくを助けてくれようとしているのはわかるし、ありがたいのだけれど、頼った人まで一緒になってアップアップになる。それは、ぼくとしても本意ではない。

 

その人に悪氣があったわけじゃないし、その人はその人なりの愛で、ぼくに手を差し伸べてくれたはずだ。けれど、結果として二人とも沈んでしまっては意味がない。

 

でも、ちょっと前のぼくはそういう状態だったかもなあ、と思う。人のお役に立ちたいと思って、色々動いたり、言ったりやったりする。でも、ぼく自身がしっかりと自分の足で立てていなかったから、二人で沈んでしまう。結果として、ぼくも含めてほかの人に助けてもらうことになる。

 

だから、頼りがいの人でいる、人の役に立つ人でい続けるためには、まず自分自身が自分自身のフィールドで、しっかりと生きられる前提、土台をつくる必要がある。だから、まず自分に集中する。自分が良い状態にあるからこそ、周りの人にもいい影響を与えられるし、頼ってくれた人を引っ張り上げたり、ときには自分でチャレンジしてみろと叱咤激励もできる。

 

そんなことに最近氣が付いた。でも、これもやってみないとわからない領域であって、そのこと自体は決して無駄ではなかったし、悪いことでもないと思っている。

 

○不安定な状態で支え合う関係

「支え合う」という関係性もある。いつでもどこでも、どっしり安定して居続けられる人なんてそうはいないと思うし、誤解を恐れずに言えば、そういう状態に居続けることに成長はあるのかい?と思うこともある。

 

今までの自分ならばしなかったこと、できなかったこと、考えもしなかったことに挑み、チャレンジしている人は、きっと不安定だ。でも、そこにこそ学びがある。

 

キックボクシングの世界で、8人もの世界チャンピオンを育てた名トレーナー、須田達史さんは「不安定は進化、安定は退化」と説く。

 

安定している状態は本当にありがたい。でも、そこに新しい発見は少ない。自らを不安定な状態に身を置くことで、今までになかった着想を得たり、氣付くことで成長できる。別に、万人がそう考えなくたっていい。安定こそ最大の価値、と思う人がいても良い。ただ、ぼくは不安定の中に進化・深化を見出したい。

 

こういう不安定な状態にある自分は人の役に立てないかと言えば、そんなことはないと思う。

 

むしろ、そういう不安定な状態に自分を置き続けている自分だからこそ、自分が通過してきたフェーズにある人や、同じように不安定な中でチャレンジし続けている人に「わかるよ。大丈夫だよ」と、渦中にいる人以上の自信で伝えられるんじゃないか。

 

自分のことは自分では見えにくいし、わかりにくい。でも、自分のことをよく見て、良く知って、その上で自分以上に自分のことを信じ切ってくれる人がいるとしたら、その人の存在がどれだけありがたく、支えになるか。

 

チャレンジしている内容が同じでも違っていても、お互いにお互いを信じ切り、支え合う関係ならば、なお素敵だなとぼくは思う。そういう関係性を構築できたなら、ちょっと自分が怯むようなチャレンジにも、より自信を持って挑めるんじゃないかな。

 

そう。ぼくは、誰かにとってのそういう人であり続けると決めた。既にそうなっている、という実感もあるけれど、そうあり続けたい。

 

そういうことができる自分と、みんなに感謝してます。いつもありがとね。

 

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