全ては理想を描くところから始まる
photo by chisako
大切、というか、それだけだなと思うのが「理想の状態をイメージする」こと。今がどうかとか、前はこうだったとか、そんなもんはもはや関係ない。「どういう状態が理想か?」だけに集中すればよい、というお話。
■失敗からは学ぶ。引きずらない。
僕がよくやってしまうのが「前回の失敗を反省し過ぎたり、引きずる」こと。
例えば、クライアントの前でプレゼンすることになったとする。前回のプレゼンでは、内容は良かったけど、持ち時間をオーバーした。
こういうとき、「前回の反省を生かして、持ち時間をオーバーしないように・・・」なんてなことを考えてしまう。
だけど、これ、実は必要ないどころか、脳の仕組み的には、かえってよろしくないらしい。
反省から入ると、脳がその回路を繋いでしまう。つまり、「やるまい」と思ってるのに、同じことをやらかしてしまうリスクがあるらしい。
むしろ「内容が良くて、時間ピッタリに終わる」という理想の形をフォーカスした方が良いらしいのだ。
■反省なんてしなくて良い
とは言え、失敗から学ぶことも多い。
例えば、時間をオーバーしたプレゼンの場合。おそらく内容が多すぎたか、余計なことまで話しすぎたんだな、と考える。
それならば、予め資料を減らしておいて、質問されたら答える形にしといたり、「時間ピッタリ」を目指して練習しておけば良い。
つまり、対策さえ打っておけば以上終了で、わざわざ「前回の反省を生かして・・・」と、宣言する必要もない。
会社とかは「改善」というキーワードが好きだから、どうしても「前回からの反省」とか「改善提案」から物事をスタートしてしまう。
のだけれど、残念ながら、過去の延長線上には、過去と陸続きのものしかない(たぶん)。
■君よ、まず理想を語れ
現実や過去を見ることも大切。でも、「自分がどうだったらベストなのか?」を見ることは、それ以上に大切。
だって、ベストな状態がわからない、描けないのに、なぜそこに近付くことができる?
僕の友人は「イメージを描く」という。理想のイメージに、今から至るストーリーを描く。そんなコーチングをメール(とか、LINEとかFacebookのメッセンジャーとか)を通じてしているらしい。なるほど。興味がある人は、ぜひご連絡を。繋ぎます。
確かに、理想を定めれば、次はそこに近付く努力なり、取り組みなりが生まれる。そうすれば、自然と見える景色は変わってくる、はずだ。
僕のクセは、どーも現実をまず見てしまうこと。
まず理想。話はそこからだ。