色々小さく始めてみる提案
photo by chisako abe
■おばんです。
よく「小さく始める」みたいなことを言う。
最近、これは結構何にでも当てはまるんじゃないか?と最近思っている。
何かを始めたり、変えようとするには、そこそこのエネルギーがいる。
そこで、小さく始めてみるわけだ。
起業はわかりやすい。「週末起業」みたいな言葉が一時期流行ったように、最初から大きく丁か半かに張るよりは、小さく始めて様子を見るのがやりやすい。
新しい事業なんかも、そうかもしれない。パンパカパーンと花火を打ち上げた方が良いケースもあるだろうけど、小さく始めてみるというのは、僕の考えと合っている。
「小商い」という言葉が良いなあと最近思っている。大きく稼ぐ必要はなくて、ちょっと黒字で、人に喜んでもらえる仕事をボチボチやる。これは結構良い感じがする。あくまで、個人的には。
むろん「バーンと投資して、ドーンと稼ぐ。コレが男の本懐じゃぁあ」的、『俺の空』もしくは『サラリーマン金太郎』はたまた『ミナミの帝王』的な世界観が好きな人もいるだろうから、そこはそれで良いと思う。
(注・前述の三作品ですが、なんといずれも未読なので、あくまでイメージです。あしからず)
■大きなテーマを小さく始める
冒頭、小さく始めてみることは、何にでも当てはまるんじゃないかと書いた。
例えば、「世界平和」。そう。テーマが大きすぎる。世界を見渡せば、「平和」な状態とは言い難い国や地域がたくさんある。もちろん、何を以て「平和」というかは、とても難しいということも頭に置きつつ。
ここからは、とてもデリケートな話をする。誤解されても仕方ないなと思いつつ、僕の意見を書く。
例えば、「世界平和のために!!」と肩肘張って、今日はドコソコの恵まれない子供たちの支援、明日はソコココの難民の支援と、世界を飛び回り続けるのも現実的ではない。
その問題を解決するために○○しないと!!○○すべき!!というのも、うん。その氣持ちはとても尊いし、わかるけど、僕の感覚とはちょっと違う。
今ある問題に目を向ける、その解決に取り組むのも、とても素晴らしいことだとは思うけど。
■小さな平和維持活動
そうでなくても、「自分の身の回りを平和にすること」あるいは「平和に保つこと」から始めてみたらどうか、と思った。
この地球に人間が誕生して以来、結構長いこと、我々は争いを続けてきた。そりゃ、一足飛びに平和な世界に行くには、必要なエネルギーが大き過ぎる。
かと言って「平和なんて無理じゃんねー」と諦めてしまうのも、ちょっと違う。だから、小さく始めてみるわけだ。
全世界を平和にする前に、身の回りから平和にする。「もう平和だよ」というのなら、その平和を保つ。
まずは家庭から。職場。地域。それが広がっていけば、ひょっとしたら、いつか世界が平和になる、かもしれない。
まあ、そうは上手く進まないんだけどさ。家庭の平和も、職場の平和も(笑)。
でも、取り組む価値はあると思っている。