世界史を学ぼう(唐突に)


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photo by chisako abe 

 

■教養としての世界史

という書籍があることを知って、そう言えば私は世界史についてはホントに何も知らないよなぁ、と思って、ちょっと勉強(と言っても、本を読むくらいですけど)してみたのです。

 

ココから先は、ホントに私の無知がバレるというか、「そんなことも知らんのかい」という感じなのですが、まあ良いです。

 

とりま、世界史をパッと通読するような本を読んで、色々感じたのですが、まずは「ヨーロッパ人、ムチャクチャしてきたな」ということと、「西洋の文化って、割と歴史浅いのな」ということ。

 

■ヨーロッパ人のムチャクチャぶり

ヨーロッパ人のムチャクチャに関しては、枚挙に暇がない。あっちゃこっちゃに攻め込んでみたり、アフリカから南米に労働力として奴隷を連れて来たり、その奴隷を売買したり。中国にアヘンを売り込んでおいて、中国が「もうアヘン買わない!」と言ったらボコボコにしたりもするし。

 

もちろん、当時の彼らには彼らなりの理屈があって、彼らなりの正義でやってたんだとは思うけれど、それにしてもムチャクチャだなぁ、と現代の僕は思うわけです。

 

■意外に浅いヨーロッパの歴史

西洋文化については、僕なんかは「脱亜入欧」みたいなスローガンもあったし(古いよ)、ヨーロッパは常に最先端!みたいなイメージがあるけれど、歴史を紐解くと、そうでもない時期も長い。というか、ヨーロッパが文化・文明の最先端になったのは、割と最近の話だ(長い歴史から見ればね)。

 

それまでは、中国が文化の最先端だったり、西安が世界最大の都市だったり、アラブ(イスラム)文化圏の方が、科学的に発展してた時期もある、らしい。いやー、そういうことは知らなかったなぁ・・・と思う。ただ、僕の無知さがバレているだけの話ですが。

 

■「開いた」から発展した

ではなぜ、西洋、ヨーロッパが近年についてなって発展したか。それは「開いたから」だと。スゲー簡単に言うと。

 

そもそも、ヨーロッパ大陸には様々な民族や国があって、否が応でも交流、交渉が必要になる。そして、何となれば戦になる。そして、大航海時代で新しい文化や大陸を探し始める。新しいモノを取り入れていく。それで、どんどん発展していったと。

 

なるほど。そしてこれは、人間単体にも言えるかもなー、と思った。

 

かつての中国や鎖国中の日本のように、外からの影響をシャットアウトすれば、中は意外と安全、平和に暮らせるかもしれない。

 

でも、それは良くて現状維持、下手をすると衰退への道をたどることが多い。

 

どっちが良い・悪いではないのだけれど。

 

■近代以前の文化に興味が

結果、僕が興味を持ったのは「西洋化される前に、各地、各大陸にあった(はずの)文明や文化」だったりする。

 

外的要因で滅んだものもあれば、自然消滅したものもあるとは思うけれど、かつては各地に、その土地に根付いた文化・文明があったはずで。そういうのに興味が湧いた。

 

アステカ文明マヤ文明、かつての中国。あるいはアメリカ大陸のネイティヴ・アメリカンたちの文化。

 

実は日本にも、アイヌ文化という立派な土着文化があった。こういうものに俄然興味が湧いてきている。

 

それを言うなら、日本の文化もそうですよね。そういう意味では、日本再発見も面白いかもなあ。