20170121_きちんと疲れる日を作る

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■週末にあったことなど

1/21~22は、友人が現在進行形で展開しているハコネエコビレッジへ行ってきました。
 
このハコネエコビレッジで現在、何をしているかというと、簡単に言えば村づくり。箱根の山の中にある(元々は、仲間の祖父母が住んでいた)家をベースに、自給自足的生活ができる村を作っていこう、ということを目的に活動しています。
 
ハコネエコビレッジに関する、村長の想いはこちらから。
 
 
とは言え、現時点では定住者がいるわけではなく、「村民」は全員通いで村づくりに携わっている、という状況。
 
このハコネエコビレッジ、本当に山の中(山道を登って約10ほど)にあり、車で横付けできるようなロケーションではありません。ですから、荷物は全て人力で運ぶ。
 
電気と水道は来ているけれど、ガスは来ていないので、薪を割り、かまどに火を点けて料理をしたり、暖を取ったりするわけです。
 

■ハコネエコビレッジで何をしたか

何をするっていう目的があるわけではない(笑)。今回の目的は「生活すること」。
 
なので、21日は到着してすぐに薪割り。やり始めると面白くなって、パカパカ割る。いや、パカパカというほどサクサク割れるわけではないのだけれど、ともかく丸太を2つ割り、4つ割りにしていく作業。
 
これ、やってみると分かるのだけれど、結構腕とか腰とかに来る。プロボクサーが薪割りをトレーニングに取り入れる理由もわかる。簡単に言うと、結構疲れる(笑)。
 
で、その後は夕食の準備。鍋だから、白菜を切ったり、シイタケを切ったり、というだけなんだけど、割と人数がいるから、けっこうな量になる。そんなこんなで、やっぱりかまどで起こした火で調理をする。
 

■翌日は翌日で。

朝から、かまどに火を入れるところから始まる。
 
その後、納屋の整理をするっていうんで、手伝いを始める。木材やらなんやら、色々なものが出てくる。それを納屋から引っ張り出して、とりあえず廃材置き場に運ぶ。
 
大八車を使ったり、手で運んだり。何しろ、車が入れない場所だから。
 
そして昼過ぎに下山して、友人たちとフットサル。久しぶりで、足がついていかないし、息もすぐ上がる。すぐにぜーぜーいう。でも、(できる限りで)全力で駆けずり回る。うむ。疲れる(笑)。
 
何も週末にそんなに体を酷使しなくても・・・と思われる方もいるかもしれない。確かに、私は(こう見えても)平日は勤め人としてきちんと働いているわけで、平日くらいはゆっくりして、英気を養えばよろしかろう、という意見もあるかもしれない。
 
でも、僕に言わせれば逆で、たまに「きちんと疲れる日」というのを作った方が、何かと良いような氣がしている。
 

■きちんと疲れる日?

 そう。「きちんと疲れる日」。僕は特にオフィスワーカーをしているので、アタマを使う。平日は平日で疲れる。
 
でも、それは「身体を使った疲れ方」とは明らかに違っている。アタマを使い、都市生活を生き抜くがゆえに感じる「疲れ」だと私は感じているのです。
 
都市生活ではボタン一つで蛇口からお湯が出る、風呂が沸く。ガスコンロのスイッチをひねりさえすれば、火がおきてお湯が沸かせるし、調理も当たり前にできる。
 
そう、都会でフツーに日常生活を送っているだけだと、そこまで(肉体的に)ヘトヘトに疲れることはない。私は、ですが。
 
1日が終わって、布団にもぐりこんで氣を失うように眠り込んでいく経験は、個人的にはそこまではない。
 
だから、たまに身体をきちんと使って、きちんと疲れる経験をすることが必要だなあと思っているわけです。