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20170113_聞かれて困る質問


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答えるのに、すごーく困る質問がある。例えば。
 
「得意料理は何ですか?」
 
僕が料理をする、と聞いた相手のだいたい8割ぐらいの人が、この質問を繰り出してくる。んで、僕は困る。
 
きっと、この質問が出たら「コレ!」と答える、というものを決めておけば良いんだろうとは思うのだけれど、ついついいつも「うーん」と唸ってしまう。
 
良く作る料理が「得意」なのか、はたまた、お客さんが来るときに作って好評だったのが「得意」なのか。例えば、茹でただけのものって「料理」なの?とか、かといって、あまり凝ったものを出すと「出た!男の料理自慢w」みたいに思われるのもシャクだしなあ、とか考え出すと、答えられなくなる。
 
だから、この質問に対しては「ええ、まあ」と微妙な回答を返すことが多い。
 

■同じように困る質問として

「好きな食べ物は?」というのもある。これもけっこう、困る。
 
「嫌いな食べ物は?」なら、即答できる。メロン、あるいは、人参のグラッセの甘すぎてグチャっとなってるヤツ。
 
しかし、「好きな食べ物」はヒジョーに困る。大体、夏と冬とで好きな食べ物が変わる。いまくらいの時期だと、もつ鍋や白菜と豚肉の鍋なんかが美味しいけれど、真夏にはちょっとご勘弁願いたい。
 
秋ごろの秋刀魚の塩焼きは本当に僕の大好物で、週に2~3回食べても良いかなあと思うくらいだけれど、時季外れの秋刀魚だったら、特に食べたいと思わない。
 
そんなことを考えていたら、そういえば、「好きな食べ物」も、大まかに3つくらいのカテゴリーに分けられそうだと考えた。
 
まず、「好きでよく食べる」もの。次に「好きだけど、たまにしか食べない」もの。それから「好きだし、いつでも食べられるのに、なぜかいつもは手が伸びない」もの。
 
「好きでよく食べる」は、まあ、普通だ。日常の中にある、好きなもの。
 
「好きだけど、たまにしか食べない」ものは、しょっちゅう食べるには高価だったり、そんなに頻繁にはいらないなぁ、というもの。例えば、焼肉、ステーキ、お寿司、すき焼き、お好み焼きとかもそうかな。ウナギもあるね。そこには「あえて、たまにしか食べない」というニュアンスが含まれている。
 
そして「好きだし、いつでも食べられるのに、なぜかいつもは手が伸びない」もの、というのがある、と思った。
 

■好きなのに、どういうわけか、手が伸びないものってのもある。

これは「好きだけど、たまにしか食べないもの」とは、明らかに一線を画している。ステーキを週に2~3回食べられますか?と考えたら、さすがにそれは厳しいなあ、と思う。たまに食べるから美味しいし、ありがたいんであって、そうそう頻繁に食べられるものではないし、食べたいものでもない。
 
僕の中で「好きで、いつでも食べられるのに、なぜか手が伸びないもの」としてパッと思い浮かんだのは、茶わん蒸しだった。好きなんだけど、ご飯のおかずという感じでもないし、作るのも結構面倒だから、自分で積極的に作ったりはしない。でも、好き。
 
ちょっと立ち位置が似てるけれど、卵豆腐もそう。ケンタッキー・フライド・チキンとかも僕にとってはこのカテゴリー。ちょっと買いに行けば、すぐ食べられるんだけど、不思議と手が伸びない。
 
最近気付いたのだけれど、僕にとっては 「かりんとう」も完全にこのカテゴリーに入る。大好きだし、食べだすと止まらないのに、普段から頻繁にかりんとうを買って食べることはしない。なのに、時々「あ、かりんとう食べたい」と思って、発作的に買って食べる。
 
別に無理やり人生論につなげるつもりはないんだけれど、交友関係も、これに似たものがあるかもね、と思った。普段から仲の良い友だち。たまに会う友だち。そして、何かの拍子に一時期ディープに付き合って、また一定期間は距離を置く友だち。
 
とにもかくにも、「好きな食べ物は?」という質問は、案外答えるのが難しいんだぜ、と書き記しておく。