同い年と出会うことと、唐突に決意
(大阪の京橋で食べた、うどんとバッテラ。旨かった)
今年、特に後半あたりから、同い年(タメ)の人に会ったり、「この人タメだったのか!」と思うことが多々あり。今まで、1歳下とか、上とか、まあ同世代だよね、という人に会うことは多かったのだけれど、私の交遊関係には、タメの人が非常に少なかった。
私自身が元々非マメな性格なために、小・中・高・大時代の友人たちとの交流があまりなかった。また、実家も引っ越し、私自身も住まいを転々としていることもあって、あまり同級生との付き合いをしてこなかった、という理由もある。ついでに転職も2度しているから、同期もほとんど付き合いがない。
でも、新しく知り合う人たちにタメの人がいてもおかしくはないのに、最近まではほぼいなかった。なのに、ここに来て急に増えた。ちょっと驚くほどに。
■知り合いではないけれど
最近、また新たにこの人もタメか!と思ったことがある。
その「この人」とは、竹原ピストルである。
竹原ピストル。ふざけた名前ではある。この人が何者か。Wikipedia(通称ウィキ兄)に聞いてみる。
竹原 ピストルは、日本のミュージシャン、歌手、ギタリスト、俳優である。本名、竹原 和生の名で活動することもある。千葉県千葉市出身。道都大学社会福祉学部卒業。
だそうだ。道都大卒は知らなかった。
私が竹原ピストルを知ったのは、映画『永い言い訳』でだ。またかよ、と思った人。悪いね。まただよ。
竹原ピストルはこの映画の中で、大宮陽一を演じた。そう、(私のブログを読んでくださっている皆さんならご存知でしょうが)直情型で、すぐカッとなるけれど、死んだ奥さんが大好きで仕方がないという男だ。
この役が、実に良かった。あー、こういう人、いるよね(いそうだよね)、と思ったのが最初。そこから、彼がミュージシャンだと知り、YouTubeで動画を見て、ハマった←イマココ。
■なんかねー、良いんだよ。竹原ピストル
今日のブログは、要するに皆さんに竹原ピストルを知ってもらうための記事だ。なので、あとはとりあえずYouTubeの動画を貼れば、私の氣は済む。
ただ、動画を貼る前に、なぜ私が彼の歌にハマったのかを説明したい。それは、彼の紡ぐ歌詞が私の心に刺さったから。
僕が彼から受け取った(というか、彼が繰り返し歌う)メッセージは「諦めるな」ということだった。
例えば、『お前、もういい大人だろ?』から。
最終電車の窓ガラス 35才の私が いっちょ前に
35才みたいな顔で 私を見つめている
お前、もういい大人だろ?
お前、もういい大人だろ?
お前、もういい大人だろ?
もう、いい加減、諦めんなよと
私を見つめている
次。『カウント10』から。
ダウン!からカウント1、2、3、4、5、6、7、8、9までは
哀しいかな、神様の類に 問答無用で
数えられてしまうものなのかもしれない
だけどカウント10だけは 自分の諦めが数えるものだ
ぼくは どんなにどんなに打ちのめされようとも
絶対にカウント10を
数えない
■正直に申し上げますが
僕は元々、「諦めるな」とか「夢は必ず叶う」的メッセージソングが大嫌いだった。いや、いまだに別に好きではないです。成功したヤツがいくら「諦めるな」と言ったところで、何の足しになるのか。諦めなくて腹が膨れるか、社会はそんなに甘くねーぞコノヤロー、とぶーたれていました。いや、未だにその傾向がなくはない。
しかし、だ。同い年の男が「諦めるな」と歌う。時に優しく、時に激しく。
これが、私のココロに何か、届いたらしいのです。だから、私はとりあえず、諦めないことにした。今まで、色々なことを諦めてきたし、諦めようとしてきた。いくつかは成功した。でもいくつかは、今もココロのどこかで、くすぶり続けているらしい。
「お前、もういい大人だろ? もういい加減、諦めんなよ」
そう。40歳。いい大人である。
もういい加減、諦めるのをやめようと思う。