遠藤夕幻作品展「あなたがいたからできたこと」オープニングパーティー

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(夕幻さん作の名札。額に入れて家宝にしても良いレベル)

書家、遠藤夕幻さんの作品展「あなたがいたからできたこと」のオープニングパーティーに行ってきました。

作品展は大塚にある掛け軸屋さん、マスミ東京で開催されているのですが、オープニングパーティーは馬喰町のレンタルスペース「わなびば333」使って行われました。

この会場、元々は呉服屋さんだったところを、イケてる若旦那が改装し、キッチンを入れたりしてカフェ兼レンタルスペースにしたのだそう。居心地の良い、気持ちのいい空間でした。

居心地が良いなぁ、と感じるのは、当然ながらハードの問題だけであるはずがなく。

提供していただいたお料理は夕幻さんの奥さん、みっちぃの手作り発酵料理。そして、その場でついたお餅が振る舞われ。

僕はお餅が大好きなので、つきたてのお餅は本当に嬉しかったのですが、さらに感激なのは、様々な食べ方を用意してくれていたこと。

お醤油とのり、きな粉あたりは定番として(この二つも、他で食べたのよりも断然美味しかったことは書き添えておく)、大根おろし、納豆、ごまとクルミなど、バラエティ豊か。

会の途中では、8/14に誕生日を迎える夕幻さんのサプライズお祝いがあったり、祖父から贈られた言葉「おれがおれがの我を捨てて、おかげおかげの下で生きる」の書き下ろしがあったり。

何より嬉しかったのが、夕幻さん自ら参加者全員分の名札を書いておいてくれたこと。書家が参加者の名札を書くってことは、ミュージシャンが一人一人に曲を書くようなもんですからね。もー、嬉しい。

しかも、名札にはハートやダイヤのマークが付けてあって、これは夕幻さんが「この人とこの人が繋がったら良いな」と思って付けてくれたのだとか。

それって、結構な手間ですよ、正直。ひとりひとりのことを頭に浮かべて、ご縁を繋ごうってことなんだから。

よく、物事は「段取り7割」と言いますが、ホントにそうだなと。おそらく夕幻さんをはじめ、お手伝いをした皆さんは、この日のために前々から準備をしてきたはず。

忘れてはいけないのは、これは作品展のオープニングパーティーだということ。作品展の準備と平行して、これだけのことをしてくれたんだ・・・と、正直感動しました。

僕は異業種交流会というのが苦手です。極論ですが、人を「メシのタネ」として見る人が集まりやすいから。かく言う僕もその場に行くと、どうしてもそういう視点になってしまうから。「この人と繋がったら、仕事になるんじゃないか」的なね。

今回の夕幻さんのパーティーは、参加者側はお祝いしたい、迎える側は楽しんでほしい、というお互いの気持ちが循環しあう、とても気持ちのいい場でした。

一度しか逢ったことがない僕を快く受け入れ、歓待してくれた夕幻さんならびに皆さんに、本当にお礼を言いたいです。ありがとうございます。

というわけで、遠藤夕幻作品展「あなたがいたからできたこと」、是非お越しくださいな。

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